第1期 受講者の声

  • 米玉堂食品 株式会社 福島正 様
  • 株式会社 アデリー 小野典子 様
  • 株式会社 八千代ポートリー 笠原政利 様

米玉堂食品 株式会社 福島正 様

信州でビスケットなど焼き菓子の製造をする会社の私は5代目です。社長になるまでは好き勝手ことをしてきましたから、辛抱することの多い社長という仕事をあまり好きにはなれませんでした。それでも「自分がやるしかない」と思い定め、税理士をしている叔父の紹介で「日経トップリーダー」大学(以降、トップリーダー大学)に参加しました。社長になって3年ほどですが、大変なことには変わりはないです。でも、やるべきことが見えてきて、今はやりがいを持って社長業に取り組んでいます。

経営理念の重要さを実感。
社員の意識を一つにして、改革の実現へ

トップリーダー大学の講師の皆さんが最も強調されるのは「経営理念」の大切さです。初めはピンとこなかったのですが、お話を聞いているうちに、経営者の悩みは理念が曖昧なことから起こるものがほとんどだと気付きました。私の会社は創業以来110年になりますが、「経営理念」をまとめたのが7年前になります。しかしながら、実は社員の中にはそれを知らない人もいる、というような状況で、ほとんど機能していなかった。当社はいまOEM(相手先ブランドによる生産)が中心ですが、これからは自社ブランドを強化していきたいと考えています。そのためには社員個々のレベルアップとともに、全員の意識を一つにすることが必要です。経営理念の確立はそのための軸になると、このセミナーで気付かせていただきました。

上田社長の講義で聞いた「ありがとう表彰」を実践

第2回の上田社長の講義で紹介された「ありがとう表彰」を当社で実践しています。これは社員さんが仕事をするうえで感じた「ありがとう」の気持ちを投票し、表彰するというものです。冷ややかな意見も多い中、やめてしまおうかとも思ったのですが、表彰された社員から「誰かが自分の仕事を見ていてくれたというのはうれしいです」という声を聞き、これは続けるべきだと確信しました。その後、上田社長に手紙でそのことを報告したら「最初は浸透しないけれど根気よく頑張ってください」と、励ましのお言葉をいただき、さらに気持ちを強くしました。

普段、自分が選ばない本を読む「読書会」に刺激

毎回、講師からの課題図書を事前に読んで討論する「読書会」も、とても勉強になります。普段は決して選ばないような建築の本なども、実は読んでみると経営にも通じることが書かれていて、とても刺激になりますね。ほかのメンバーの見解にも自分とは異なる視点があって、面白いです。私のようなずぼらな性格の人間にとって、この会は本当に貴重な勉強の時間になっています。

株式会社 アデリー 小野典子 様

弊社では、通販カタログの制作から、商品開発、流通までを手掛ける、通販ビジネスの専門会社です。私は創業社長の3人姉妹の長女で、2013年の7月に社長になったばかり、まだまだ勉強中の身です。これまではずっと増収増益で成長してきましたから、自分が社長になって何ができるのか、責任感というよりも「怖い」という感覚が強かった。社長ってこういう風に悩んでいたんだな、と自分が社長になって初めて気付きましたね。そんな時に今は会長である先代社長から、トップリーダー大学に行くように勧められました。

ライブだから伝わってくる、腑に落ちる。
当たり前のことが大事だと再確認できます

これまでも本とかビデオで勉強はしていたのですが、ライブで聞くと頭というより気持ちが伝わってくるので、ドシッとお腹に落ちてくる感覚があります。たとえば何名かの方が「社員に想いを伝えるには、根気強く何回でも言わなければならない」とおっしゃるのを聞いて、これまでは「どうして伝わらないのか?」と悩んでいたのが、「どうすれば伝わるか?」というように考え方を切り替えることができました。

ねぎしフードサービスの根岸榮治社長から学んだ、
マニュアルの本当の意味

ねぎしフードサービスさんには根岸榮治社長の講義を聞いた後に実際に訪問させていただいていろいろ勉強させていただきました。こちらは日本経営品質賞を受賞された会社でマニュアルをすごく重視されているのですが、一般的にマニュアルって「これ以上はやらなくていい」というモノサシの印象がありますよね。でも実際にお店に行ってみるとスタッフの方々の接客がきめ細やかで、目配りも行き届いていて、「これがマニュアルでできるんだ」と衝撃を受けました。マニュアルというのは「これ以上やろうね、という基準」なんだと。父がベンチャーで大きくした会社を、一歩進めてさらに成長させるための私の仕事の一つは、このマニュアルづくり、仕組みづくりだと思っています。根岸社長との出会いは、私にとって本当に貴重な経験でした。

「お父さんと勝負しちゃいけないよ」
堀場厚会長兼社長の一言で救われた

もう一つ、私にとって転機になった出会いがあります。それは、偉大な父を持つ2代目としてプレッシャーを感じていた私にとって、転機になった一言をくださった第1回講師の堀場製作所・堀場厚会長兼社長です。確か懇親会の席で「父とどう向き合っていけば良いのか悩んでいる」と相談したところ、「お父さんとは勝負しちゃいけないよ、何でも相談して会話の頻度を増やしなさい」とアドバイスしていただきました。この言葉は本当にありがたかったですね。常に父と比べられながら、何とか自分なりのカラーを出したいと苦しんでいましたが、この一言でスッと肩の力が抜けました。こういうアドバイスがいただけるのも、トップリーダー大学の講師が同じ経営者であることと、そういう方々とすごく近い距離でお話ができる場があるからだと思います。

株式会社 八千代ポートリー 笠原政利 様

八千代ポートリーは鶏卵のパッキング業務から始まり、販売までを手掛ける会社です。父が作った会社で私は2代目です。社長を継ぐ数年前からぼんやりと自分が次の社長になるという意識はありましたが、実際になってみると景色が全く違います。従業員とその家族の生活を背負っているわけですから、責任の重さを日々感じています。

本で読んだあの経営者から直接話を聞くことで、
きっとこれからの自分にとって大事な何かが得られると感じた

トップリーダー大学への参加理由は、本で読んだことのある経営者の方々と、直接近い距離で接する機会が得られると思ったからです。その中で、「社長としてどうこれから進んでいくべきなのか、自分なりの軸のようなものが得られればいいな」と。実際に参加してみて、他のセミナーでは決して聞けない、経営者同士だから分かる共通の悩みについて、生の声を聴くことができる機会は本当に貴重だと感じています。

経営理念を浸透させて、社員の持っている力を引き出す。
第二の創業が自分の仕事

トップリーダー大学を通して学んだ最も大きな成果は、「経営理念を確立し実践することが、会社を成長させるうえで必要不可欠なこと」という確信を得たことです。これまでは、どちらかとういうと父である先代社長のリーダーシップで引っ張ってきましたが、従業員も200人ほどになり、これからは従業員個々の力をいかに引き出すかが私の仕事だと考えています。そのためにまず必要なのが、経営理念の確立とそれを従業員に浸透させること。「言うは易く行うは難し」ですが、成功している経営者の皆さんから学んで知恵を活用し、自信を持って取り組んでいきたいと考えています。

華やかな成功事例ではなく、
普段は語られない舞台裏の話にこそ経営の知恵が詰まっている

いろいろなメディアを通して企業の成功例が紹介されていますが、私は成功事例よりも、そこに至るまでのプロセスで起こる失敗例の方に興味があります。なぜなら自分の経験から、成功よりも失敗から学ぶことの方が多いと感じるからです。トップリーダー大学ではそういう成功に至るまでの試行錯誤が生々しく語られます。また参加者も経営者ですから、容赦ない質問をどんどん投げかけますし、講師の方々も正面から向き合って回答していただけます。きれいごとでは済まない経営現場の生きた知恵が得られるのもトップリーダー大学ならではです。正直、費用は確かに安くないですが、吸収できることはそれ以上の価値があると思います。