プログラム内容

独自の手法で成功を収めた経営者から経営ノウハウを学ぶ、12カ月間の充実したカリキュラム。

経営基礎 堀場製作所 堀場厚 会長兼社長
京都発で、自動車の排ガス測定装置をはじめ、数多くの世界トップシェア製品を抱える分析機器メーカー。「おもしろおかしく」という社是でも知られている。父から事業を引き継ぎ、2代目としてグローバル化に対応し組織改革を断行。事業規模を拡大してきた。「多くの失敗と挑戦を自由にやらせてもらえたことが自分の財産」と語る。
人材マネジメント論 びわこホーム 上田裕 康社長
滋賀県東南部を拠点に、土地や中古住宅の売買から、新築木造住宅の設計・施工、リフォームまでを手掛けている。住宅業界の常識である歩合制を廃止することによって、一部のエース営業担当者に依存する体制から脱却。“その他大勢の普通の社員”が平均的に頑張る仕組みを導入することによって、地元ナンバーワンに成長している。
マーケティング論 スノーピーク 山井太 社長
高くとも支持を集めるアウトドア用品メーカー。社長と社員が体を張り、製品の本質は何かと自問し、心地よさなどの「感覚」を製品に落とし込む。その上で客の購入履歴から、お薦めのアウトドア用品を先取りして提案する活動を強化。顧客がキャンプをする機会を設けるなど、店ぐるみで楽しさを提案し、景気の波に左右されないビジネスを展開する。
財務戦略論 ハマキョウレックス 大須賀 正孝会長
トラック1台の運転からスタート、東証1部上場企業を築く。スーパーなど小売業や製造業の物流センターの受託運営に進出して業績を伸ばしている。独自の「収支日計表」によって、毎日の仕事にどれだけの原価がかかっていて、収支がどうなっているのかを社員一人ひとりに理解させる。「売り上げから原価を除いたものが利益」という単純な経営の原理を突き詰める。
夏合宿 伊那食品工業 塚越寛 会長
長期的な視点から経営を考える「年輪経営」で知られ、寒天製造販売で48期連続の増収増益などを実現してきた。「会社は経営者や株主のためではなく、社員全員の幸せのためにある」が持論。急成長を戒めると同時に、職場環境や待遇を着実に改善している。最優秀経営者賞、グッドカンパニー大賞グランプリなどを受賞している。
経営戦略論 ねぎしフードサービス 根岸榮治 社長
牛たんの店「ねぎし」を新宿から30分の場所にドミナント出店し、業績を伸ばしている。社員を経営に巻き込むために、研修メニューを各店長が話し合って決めるほか、改善提案の発表や清潔度ランキングで店を競わせている。こうして店長の責任感を高め、スタッフの参画意識も引き出すなど、さまざまな戦略を実践する。2011年度日本経営品質賞を受賞。
海外ビジネス論 クロスカンパニー 石川康晴 社長
1995年に設立後、衣料品のSPA(製造小売り)として業績を伸ばしている。在庫回転率は業界トップクラスであり、国内店舗数は約510(2012年11月)に達している。中国事業を立ち上げて軌道に乗せるために11年8月、トップ自ら主な活動拠点を上海に移し、現地で陣頭指揮を執っている。本誌で「上海日記」を連載している。
セルフマネジメント論 小松ばね工業 小松節子 会長
創業者の父親が急逝し、主婦から84年に社長に就任。一念発起して経営者としてゼロから勉強を始め、経営コンサルタントの一倉定氏のセミナーには15年間、毎月欠かさず参加した。目的は、テーマや内容が同じでも、自分の中に刷り込むため。経営者としてのスキルを高めながら、精密ばねの分野に事業領域を特化することによって、優良企業に育ててきた。
冬合宿 ネッツトヨタ南国 横田英毅 相談役
販売激減に苦しむ国内自動車市場で、堅調に売り上げを伸ばす。強さの秘密は、顧客の心を先取りするかのような接客やサービスの提供だ。販売担当者に対しては、台数のノルマがないため、強引な値引きで顧客をつなぎ留めようとはしない。厳選され、徹底的に鍛えられた社員が「顧客の幸福」を追求し、価格以上の満足感を提供することによって業績を伸ばしている。
企業組織論 ホッピービバレッジ 石渡美奈 社長
麦酒様清涼飲料水「ホッピー」で知られるものの、長期にわたり苦戦を続けていた。そんな中で、創業100周年の2010年4月に3代目社長に就任。設備投資と品質改善に取り組んだほか、インターネットなどを経由しての取扱店の紹介や新しい飲み方の提案なども積極的に発信し、新たなファン層の開拓。これまで売上高を4倍以上に成長させてきた。
製品・サービス開発論 サイボウズ 青野慶久 社長
グループウエアと呼ばれる情報共有ソフトウエアを手掛けている。松下電工(現パナソニック電工)を経て、97年に同僚3人とサイボウズを設立。社員のやる気や働きがいを引き出すためのさまざまな施策を積極的に導入。「社員の働きやすさを第一に考えた職場づくり」にこだわることによって優秀な人材を定着させ、製品開発力を高めてきた。
オーナー経営者論 アイリスオーヤマ 大山健太郎 社長
トップが先頭に立って新市場を創造することによって業績を伸ばしてきた。市場の激変を巧みに察知し、需要を取り込む。東日本大震災で被害を受けたが、素早く復活し、再びヒット商品を次々に出している。LED電球では、参入からわずか2年でシェアトップに躍り出た。東北ニュービジネス協議会会長、仙台経済同友会代表幹事を務める。