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困った会社見本市

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仕事を円滑に終わらせる5つのエッセンスについて

2010 / 1 / 8

 ちょっとずつ景気が上向いてきたような気がして、でもこれは幻想だ、選挙が終わればまた悲惨なことになるかもしれないと気を引き締めてる筆者。気は引き締めても腹はたるんできたのが、最近の悩みではありますが。

 大きめの仕事がいくつか入り、春先の敗戦処理モードが嘘のように忙しくなりつつはあります。ただし本腰を入れたら景気が中折れして案件が消えた、てなことになると涙が止まらないので、プロジェクトを堅実に一個一個仕上げて、しかもなるべく前金をもらうようにしています。

 プロジェクトを進めるときに、少なくとも当方の問題で案件が失敗した、ということを防ぐにはどうするか。私なりに考えた仕事を円滑に進めるためのエッセンスが以下の5つです。

・受注した仕事の内容からやるべきことを決める
・適切な人材を雇用し、適材適所で配置する
・仕事に必要な情報や予算を確保する
・チームの士気を保ち、問題解決に結束できるよう統率する
・各員の業務進捗を管理し、遅延のないよう監督する

 当たり前のことばかりですが、大きい仕事も小さな雑務も、大体このエッセンスに収れんするのではないでしょうか。

 なんてエラそうなことを言いつつも、恥を忍んで書けば、私は最後の項目、人を管理し監督することは大の苦手です。「お前、あの仕事どうなった」と部下に聞いたら「もう報告しましたけど」と言われるのは日常茶飯事。すみません私、飽きっぽいし忘れっぽくて…本当に。

 そんなわけで、自分のできることと不得手なことを分けて、苦手なら人を雇って、私を補強してもらおう、という運びとなります。経営していると、向いてないことはできないんだもん。やりたくないし。

 でも、そうやって5つのポイントを確認して、自分に無理そうなことをあらかじめつぶしておけば、プロジェクトなんてものは大抵うまく行くのではないでしょうか。

 やるべきことを考える、その仕事をこなすための人材をそろえる、受注を完遂できる体制を整える、管理監督する能力を組織に備える、それらがすべてクリアされていれば、そりゃ「利益」になりますよね。

 仕事の一切合財が終わってみて、帳尻を計算してみたら赤字だった、でも納品できたから次も仕事が来るだろうし、まあいいや、というのはプロの経営者とは言えません。

 まあ、春先に敗戦処理が続いたのも、私がプロの経営者とは言えないほど安値で仕事を受注しちゃったからなんですけどね…読者諸氏も気をつけられたし。私のようにならないように。

プロフィール

山本 一郎 やまもと いちろう

イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。父親が抱えた負債を返済するため学生時代から株の個人投資を始め、ゲーム制作や投資事業などを手掛ける会社を起業。ブログなどで経済・時事問題に関する批評を展開し、インターネットでは「切込隊長」と呼ばれるカリスマ的存在。著書に『ニッポン経営者列伝 嗚呼、香ばしき人々』(扶桑社)、『けなす技術』(ソフトバンククリエイティブ)など。

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