

日本企業は今、かつてない厳しい経営環境下に置かれています。企業業績の悪化に苦しむ経営者は多く、景気の先行きも相変わらず不透明なままです。
そうした中、食品トレー最大手のエフピコは、リーマン・ショックや東日本大震災以降の景気低迷をものともせず、過去最高益を記録するなど、好業績を収め続けています。なぜ、エフピコは不況でも成長できるのか。
はたまた度重なる倒産の危機を、いかに乗り越えてきたのか。
その礎は、創業者である小松安弘会長が掲げる「忍」の経営にあります。小松会長や後継者である佐藤守正社長へのインタビュー、社員や取引先など、多面的な現場取材を通じ、営業、製品開発、リサイクル、物流など、さまざまな角度からエフピコの強さを徹底検証します。
広島県福山市に本社を構える、食品トレーの最大手企業。売上高は1600億円、経常利益が149億円(2012年3月期見込み)。付加価値の高い製品を提案し、スーパーやコンビニエンスストアなど、多くの取引先の支持を集めている。自前でリサイクル事業や物流を手がけるなど、サプライチェーン・マネジメントの導入や環境対策でも注目されている。